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元タカラジェンヌ 桜一花先生 特別インタビュー

第85期生として入団した宝塚歌劇団にて数々のご活躍をされ、退団された今もなお華やかな舞台へ出演され続けている桜一花先生。輝き続ける桜先生のハンドメイドについてインタビューをさせていただきました。

ー桜先生がハンドメイドを始めたのはいつ頃ですか?

15年くらい前にアクセサリー作りから始めました。宝塚に入って、衣装と合わせて自分でトータルコーディネートしたいって思う余裕が持てるようになってからです。それまでは完成品を買ったりしてたんですけど。何回か舞台をこなしてからかな。

アクセサリーを探し始めるのは舞台で着る衣装が決定してからなので、本番まであまり時間がなかったんです。衣装が特殊なデザインだと「この長さでちょうどここにキラキラしたものが欲しい」とか、ピンポイントなデザインのアクセサリーを着けたいんですが、なかなか売っているものではそういったものが見つけられなくて。上級者の先輩方が手作りしているのを見て最初は大変かなって思ったんですけど、作れるようになったら「売ってるものを探すよりも作る方が早い!」と思うようになりましたね。

ー舞台用にアクセサリーを作ったのが桜先生のハンドメイドのスタートだったんですね。
よく作っていたアイテムは何ですか?

宝塚にいたときはよくリングを作っていました。リング台にクレイでキラキラのパーツを付けたり、石座にクリスタルをはめたり。お店に売っているリングだと自分の指に合うサイズがなくって。舞台に立つときは華やかなドレスと合わせるのに少しゴージャスなものを身につけたかったので、サイズもデザインもしっくりくるものはなかなか見つけられなかったんです。なのでフリーサイズのリング台で、そのときの衣装に合わせて制作していましたね。

そうやって作っていくうちにイヤリングも自分好みにできると気付いて、他にも色々作り始めました。

ーハンドメイドをする場所や、制作する時の必需品などあればお聞きしたいです。

宝塚にいた時は現場で作ったりもしていたけど、今は家で制作しています。パーツを買ったらすぐ作りたくなっちゃって、家に着いたらすぐ広げてます。紅茶を飲みながらテレビはバラエティー番組とかにして、笑いながら作ったりします(笑)

ー貴和製作所のことは、いつ頃からご存知だったのですか?
また、よく行かれる店舗はどちらですか?

ハンドメイドを初めた当初からです。トップスターの下級生から「ここに材料がたくさんありますよ」って教えてもらって、最初から貴和製作所さんで買っていました!その下級生も宝塚の先輩に教えてもらったそうです。

4年前くらいまで関西にいたので、ずっと梅田店に通っていましたよ。東京に来てからはキラリトギンザ店に買いに来ています。新店舗の渋谷店にも行ってみたいな。

ーでは、15年くらい前から貴和製作所に通ってくださっていたのですね!
貴和製作所の店舗でお買い物されるときは、お一人で来られますか?

誰かとくると待たせちゃって申し訳ないので、1人でゆっくり来ますね。いったんお店に来たら2時間はいますよ! 金具の種類だけでもたくさんあるし、何か1つに絞らないと無限大に広がっていくお店だから。。。うれしい悲鳴です(笑)

貴和製作所さんのパーツは1つ1つの素材がしっかりしているところが好きです。繊細で小さいものだと不良品が入ってることが多いんですけど、こちらのパーツはそういうことがないです。特に舞台で使っていたときは、イヤリング金具なんかは何度も着け外しするし結構動くのでしっかり留められるものじゃないと落ちちゃうんですが、貴和製作所さんの金具は安心して着けていられましたね。

ーありがとうございます。では、手作りするときによく使うパーツはありますか?

宝塚にいたときは、クリスタルをよく使っていましたね。貴和製作所さんにはカラーも形もたくさん揃っているので、衣装に合わせて絶妙に変化をつけるのにも大活躍でした。今はトルコとか天然石なんかも使います。金具も本当に色んな種類があって、今日してるピアスに使った金具(デザインチタンピアス 中留め キャッチ付)も「こんな金具あるんだ!」って思って買っちゃいました。

(画像)桜先生がインタビュー当日に身に着けていた手作りのピアス

ー組み合わせが素敵です!今日のコーディネートのポイントにもなっていますね。
身に着けるアクセサリーはいつもどうやって決めていますか?

普段は洋服に合わせて最後にアクセサリーを決めることが多いですが、夏場なんかは「このアクセサリーを着けたいからこの服を着よう!」と決めることもあります。わりとシンプルな服装が多いので、アクセサリーによって気分を変えられるのが楽しいです。

宝塚にいたときは、衣装に合わせるアクセサリーはみんなで相談して「今回はゴールドの金具で揃えよう」「大きさはこのくらいにしよう」とか決めていました。主役の方が目立つように考えたり、カツラの長さや踊りの振りによって、揺れるデザインではなくてパチッと留まるようにしたりとか…

ー今後もまた講習会を開催してくださいますか?

ぜひ!前回開催したときに男性のお客様も来てくださったので、アクセサリーだけじゃなくて男性でも使えるような雑貨なんかも楽しいかもしれないですね。

優しい雰囲気でお話しがしやすく、凛としたお姿がとても素敵な桜先生。宝塚にいたときの昔話も交えながら、楽しいインタビュー時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました!