元タカラジェンヌ 伶美うらら先生 特別インタビュー 2019.11.01講師インタビュー 10月某日、貴和製作所キラリトギンザ店アトリエカフェにて行われた元タカラジェンヌの伶美うらら先生の講習会。 うらら先生とハンドメイドについてインタビューをさせていただきました! ーうらら先生がハンドメイドを始めたきっかけを教えてください。 宝塚に入ってからです。最初に作ったのは髪飾りでした。その頃の先輩トップスターのサヨナラ公演が初舞台だったのですが、お団子の上から被せるクリスタルなどで作った髪飾り(お団子キャップ)が私の初めてのハンドメイドアクセサリーです。 宝塚の娘役はショーとかお芝居では手作りの物を作られると聞いていたので、上級生の方々にどんな物を作っているのか見せてもらいながらかつら屋さんに相談していました。かつら屋さんにダイヤレーン(連爪)やアクセサリーで使うキラキラした小さいパーツが売っていたので、ショーで必要なかつらと衣装のイメージを伝えながら色々相談させていただきました。 過去の方のお写真を見せさせていただいて、思考錯誤しながらまず1個目のアクセサリーを作ってみて。一つ作ったら今度は「こういうのを作ってみよう!」とか同じショーに出ていた方の場面の髪型とか飾りを見て「ああいう風にできるんだ」「次はこういう風にしてみよう」とか、『見て』『真似て』『作って』という繰り返しでした。 ー今回の講習会のバレッタは「神々の土地」で演じたイレーネをイメージしたとても繊細なデザインですが、実際に舞台で着ける物は“衣装”としてもう少し大きいパーツを選んだりするのでしょうか? そうですね、もう少し大きいパーツを選ぶこともありますが今回の講習会のバレッタのようなサイズのパーツを着けたりもしますよ。役と場面によって選びます。パーティならもう少し大ぶりですし、パーティより小さい夜会ならもう少し小ぶりな物を。その時々のドレスのボリュームによってアクセサリーも変えていました。 ー役や衣装に合わせてアクセサリーを作っていたらハンドメイドのテクニックもどんどん上達しそうですね!昔からものづくりは得意だったのでしょうか? 作るのは好きでした!小学生の頃は編み物でマフラーとか作ったり、ビーズの本を見て作ったこともあります。編みの立体の置物とか、ワイヤーで作ったり。姉も得意だったこともあり、それを見ながら私もやってみようと思って作っていました。思えば小さい頃から結構色々やっていたのかもしれませんね。 ー貴和製作所のことは知っていましたか? 劇団に入ってから自分で作ろうと思った時、パーツを売っているところを教えていただいて初めて知ったんです。私は関西出身なので梅田の貴和さんを知り、ここでパーツを買ったら自分で全部作れる!ととても感動しました。 ー自分で作れると、好きなパーツで欲しいサイズのイメージ通りの物が作れることが良いですよね!お気に入りのパーツはありますか?作る作品はどんなテイストが多いのでしょうか? パールはよく使います。あと今回の講習会で使ったお花のモチーフのような金ベースのアイテムが好きです。 先日、プレゼント用にポニーフックを作ったんですけど、星の貼り付けるパーツと立体のダイヤにクリスタルが入っているチャームを埋め込んだりしてあまり平坦にならないように作りました。立体的なデザインが好きなので、チャームも揺れるようにつけたり。 作るアイテムとしてはヘアアクセサリーが多いです。色々挑戦したくてピアスも作るんですけど、 ヘアアレンジもするので普段着けるのであったら、ヘアアクセの方が作りやすいですね。 ー繊細で凝ったデザインが多そうですね。アクセサリーを制作する場所や、制作する時の必需品などあればお聞きしたいです。 お休みの日に家でゆっくりしながら作ることが多いです。 音楽なども流してる訳ではなく集中して作ってます!テレビはついているときもありますが、全然聞いてないです(笑) 必需品は…何だろう。特にないです!むしろ私はマットやトレーとか使わずに、机の上にポンポン塊で置いてそこから作っていくみたいな感じ(笑)意外と難なく作れますよ! ー貴和製作所でのお買い物のことについて教えてください。うらら先生が利用する貴和製作所の店舗はどこですか? 行ったことがあるのは銀座とラフォーレ。ここ(銀座)もたまに来ますよ。原宿の街は人が多いのでラフォーレに行くのは少し勇気がいるんですけど(笑)。今度、渋谷ができると聞いているので、渋谷にも是非行ってみたいです。 ー貴和でお買い物をする時は一人で行くことが多いのでしょうか? そうですね。アクセサリーを考えるのは一人の方が集中できるので良いと思っています。 一人でずっと見ながら同じ所をぐるぐる回ったりするので(笑)。 ーパーツを選ぶときから制作までアクセサリー作りの時のうらら先生はしっかり集中しているということですね。では、貴和製作所の好きなところはどんなところですか? 行くごとに、新しいパーツが入荷しているところ! あとこういうパーツが欲しかった!というのがちょこちょこ入荷していて、それを見つけることによって違うものも作ってみようとか、次はそれを使ってパールベースで作ってみようとか意欲が湧きます。 店内にサンプルが置いてあることもとても参考にもなっていますね。私もこれとこれを組み合わせようとか、イメージが浮かびやすいです。 ー今回、うらら先生にハンドメイド作品をお持ちいただきました。こちらのピアスはどんなイメージで作られたのですか? この3連の淡水パールピアスは普段用としてカジュアルなスタイルに合わせるアクセントになるように製作しました。またパーティーなどの華やかな場でも使える使い回しができるアクセサリーとして作りました。 ーまた貴和製作所で講習会をやってみたいですか? 機会があれば是非やってみたいです。今回はバレッタでしたが、また違うジャンルの物が作れたらいいなと思います! 実は今回初の講師インタビュー。元タカラジェンヌの先生ということもあり貴和製作所スタッフは緊張していましたが、うらら先生の素敵な笑顔に癒され、始終楽しいインタビュー時間となりました。 気さくな人柄と、優しい笑顔でお話ししながらもハキハキと私たちのインタビューに答えてくれたうらら先生。 今後も是非、うらら先生らしくハンドメイドを楽しんでいただきたいです! Tweet Share Pin it 講師インタビュー特別インタビュー