くまがいなおみ先生 特別インタビュー 2019.11.20講師インタビュー トールペイント作家として多くのファンを持ち、数々の書籍を出版・展示会や教室を開催されているくまがいなおみ先生。 現在は、レジン・アロマストーン・ビーズなどの手芸商品を取り扱うエルベール株式会社に所属し、レジンを中心としたクラフト作品制作からプロデュースまで幅広く活躍されています。 プライベートでは、なんと社会人のお子さんを3人持つお母様。いつまでもお若くキラキラしたお姿の秘密とは…?先生のハンドメイドについてインタビューをさせていただきました。 ーくまがい先生がハンドメイドを始めたのはいつ頃ですか? 作ることを始めたのは20代からです。もともとはインテリアデザイナーになりたくて学校に通っていたんですが、自分の部屋を思い通りにしたくて趣味でDIYを始めました。布を買ってきて細々したものを作ったり、その布に合わせてお揃いの箱を作ったり…今思えば、そのときすでにカルトナージュみたいなものをやっていましたね。 既製品を買ってくるのではなく、家にあるものを好きな色にペイントしてアレンジしていました。ホームセンターが好きでよく通っていましたね。結婚して子どもが生まれてからは子どもの洋服を独学で手作りしていました。くつ下と下着以外は全部作っていたと思います。トレーナーも作りましたよ。 ー独学でトレーナーまで作っていたんですか?! はい。習ったことはないんですが、型紙を買ってきて1日中ずっと作り方を見ていました。 なぜそこを切るのか、どうしてそこをくっつけるのか、ここの余白はなぜ必要なのかをじーっとみて、納得してから一気に裁断して作り始めるんです。縫い物にはまっていた頃は、生地をたくさん買い込んでいました。 ーでは、先生がトールペイントに目覚められたのは何がきっかけでしたか? 好きで読んでいたインテリア雑誌にトールペイントのことが1ページだけ載っていて。それを見たときに「やりたい!絶対やりたい!!!」と強く思ったんです。そのころ長男が2歳だったんですけど、1週間後には子ども連れでも通えるトールペイントの教室に入会していました(笑) その教室で半年間勉強をしたあとは、独学でトールペイントを続けましたね。 ー行動力が素晴らしいです!やりたいことが見つかるとワクワクしますもんね。 ほんとにそうなんです。昔から1つのことにはまると、それにものすごく夢中になってしまうんですよね。 転勤族だったこともあって家が狭かったので、それまで買い揃えていたたくさんの生地は全部捨てて(笑) 次はトールペイントに使える道具の糸のこなんかを揃えていきました。 絵を描くことはずっと好きでキャラクターを描いたりしていました。そのうちクラフトに興味が湧いて、スタンプを押して絵と組み合わせたりするのが楽しかった。ものづくりは趣味から始まったけど、ずっと続いていたのはやっぱりトールペイントでしたね。 (画像)くまがい先生のトールペイント作品 ーやはりトールペイントを一番長く続けられているのですね。 クラフト系の手作りが多いと思うのですが、普段アクセサリーの制作はされますか? 今まではあまりアクセサリーを手作りしたことがなかったです。今回貴和製作所さんで講習会をやらせてもらうことになって初めて作りました。でも作ってみたら、パーツがたくさんあるから色々な組み合わせが浮かんで、すごく楽しかった。これからもっと作らせてもらいたいなと思っています。 (画像)くまがい先生が貴和製作所のパーツと3Dアートカラーレジンを使って制作された作品 ーぜひこれからもアクセサリー制作を続けていただきたいです! では、貴和製作所の好きなところなどがあったら教えていただけますか? 高級感があって、店舗が落ち着いているところ。店員さんの配慮がとてもしっかりしていますし、接客がすばらしいと思います。それから、貴和製作所さんのパーツは綺麗だし安いですよね。 商品でいうと、最近発売されたオリジナルのレジンモールド(ファインシリコンモールド 変形リング)も欲しくなりました!なかなかフリーハンドでは難しい形だし、誰でも同じものが作れるからこういうモールドはいいですよね。 あと、今朝キラリトギンザ店で「デザインフックピアス バチカン付」を買いました。リング状のパーツにつなげればピアスが完成するからすごくいい!3Dアートカラーレジンの作品と組み合わせるのにちょうどよかったです。 (画像)くまがい先生がインタビュー当日に身に着けていた手作りのピアス ースタッフの接客も褒めていただけて嬉しいです! では、貴和製作所で良く来られる店舗はありますか? キラリトギンザ店が多いかな。たまに新宿にも行きます。買い物は早い方なので、フラッと来て目的のものをサッと買っていく感じです。 ーありがとうございます。ハンドメイドをする場所や、制作する時の必需品などあればお聞きしたいです。 今は会社で制作をしているから、家では絵を描くくらいですね。ハンドメイドを始めた頃は怖い映画が好きで観ながら制作していました。今は韓国ドラマにはまってるからそれを観ながら(笑)。音楽なら、真ん中の娘がジャズシンガーなので、その曲を聴きながらやってます。 ー娘さんの歌を聴きながらハンドメイドなんて素敵ですね! それでは制作したものも含めて、その日に身につけるアクセサリーを選ぶときのこだわりはありますか? 絵を描く仕事をしているから、色の組み合わせはとても気にしています。毎日バタバタしてるとそこまでこだわれないけど、服とアクセサリーの色はちゃんと合わせてますね。 寒色系の服を着たときはシルバー系にしたり、冬なんかは暖かい雰囲気にしたいからゴールド系にしたり。ベージュ系の洋服だったら茶系のパーツのアクセサリーを合わせたり… トールペイントの教室でも、私が作った見本と同じように描きたいって生徒さんには同じになるように使用色も全部お伝えするけれど、皆さんそれぞれお部屋の色や好きな色、落ち着く色が違うから。色調も少しずつアレンジしてお伝えします。 色のことがわからない方もたくさんいるので、ピンクが好きな方だったら色んな色調のピンクを出して、好きなものを選んでもらって。1つ変えたらバランスを見てすべての色を変える必要があるので、一人ひとりアドバイスしています。そうしていくうちに皆さん自分で色を選べるようになっていくので、楽しいですよ。 ーくまがい先生のトールペイントのレッスンを受けてみたくなりました… 貴和製作所でもまた講習会を開催してくださいますか? ぜひ!貴和製作所さんの金具は綺麗だし、パーツの種類がたくさんあるので色々組み合わせて作ってみたいです。「これとこれでこんな風に作れるの?!」っていうデザインで制作して、皆さんにもお伝えしたいです。 インタビューの間も終始素敵な笑顔でお話してくださったくまがい先生。キラリトギンザ店の講習会でも、お客様と笑顔が飛び交い皆さまとても楽しそうでした。 「やってみたい!!」と新しいことに挑戦するパワーや、作品へのこだわりや探究心、ハンドメイドの楽しさを伝えるための生徒さんとの楽しいコミュニケーションが詰まった毎日の充実が、くまがい先生を輝かせる理由なのかもしれません。 今後もくまがい先生のご活躍を楽しみにしております! 「くまがい先生の講習会一覧」はこちら Tweet Share Pin it 講師インタビュー特別インタビュー